卵白クラス6の重度アレルギーっ子が1歳2ヶ月で負荷試験。どうしてこの時期だったのか、結果はどうだったのか、また入院負荷に備えておきたいことなどお伝えしたいと思います。
１歳2ヶ月で負荷試験をした背景
1歳2ヶ月で重度のアレルギーっ子が卵の負荷試験を受けました。こんなに早くすすめられた理由は、以下の２点からでした。
①卵ボーロ数個を食べてしまったが無症状だった経験があったこと
②検査結果で「卵白」の数値はクラス6（測定値100.00以上）と高かったが、オボムコイド※がクラス2まで下がってきていたこと
※オボムコイドとは：卵アレルギーの主な原因物質です。特に熱に強く、加熱しても抗原性（アレルギー反応を引き起こす能力）を保つ性質があります。この数値が高いと、加熱卵でもアレルギー症状が出てしまう可能性があります。
生後１歳の時の血液検査結果がこちら↓
→生後6ヶ月の検査結果についての記事はこちら
卵ボーロ数個食べたこと自体は、友だちのママがあげてしまった「誤食」だったのですが、その誤食によって思わぬきっかけとなりました！！
検査は一泊入院
負荷試験の方法は病院によって異なりますが、通っていた総合病院では一泊二日が基本でした。アナフィラキシーのリスクがあるため、試験前に点滴ルートの確保もあり、かなり慎重な体制で行われました。
持ち物リスト
・通常の一泊二日の入院準備
・着替え（嘔吐時に必要）
・頓服薬（当時はアレジオンとプレドニン）
※また、退院まで持参した物は食べられないのでおやつ等は持ち込みませんでした。
当日の流れ
①医師の診察（体調が良いか見てもらう）
②点滴ルート確保のための注射
③病室に移動し、負荷試験スタート
試験で使用したのは病院が用意してくれたフリーズドライの全卵（ペースト状でイチゴ味）で、最初に5ｍｌ→問題なければ更に10ｍｌ→15ｍｌ→25ｍｌと総量55ｍｌ（卵1/2個相当）まで食べる計画です。
嬉しい結果！負荷試験は陰性
卵の味も嫌ではなかったようで、無事に最終量の55ｍｌまでクリアすることができました！
最初から最後まで、咳や湿疹も、痒みすら出ず陰性でした！！
試験は午前中に終了しましたが、遅れて症状が出ることもあるため、そのまま病院に一泊入院しました。息子は元気いっぱいで病室でも動きたくてうずうずしていました。
病院での安心感は絶大
初めての負荷試験で、私自身は前夜ほとんど眠れないほど不安でしたが、病院で専門スタッフに見守られながらの試験は本当に安心感がありました。
・看護師さんが頻繁に様子を見に来てくれる
・医師も2時間おきに全身状態をチェックしてくれる（聴診・問診・皮膚確認など）
このように手厚く対応していただき「何かあっても大丈夫」という心強さを感じました。
翌朝、退院
翌朝、医師の最終診察を受け問題なく帰宅となりました。まずは卵アレルギー治療への大きな一歩を踏み出すことができました。
↑実際の負荷試験時の様子です。途中で食べる院内食（完全アレルギー対応）も美味しそうに食べていました。（ルート確保している左手が少し不便ですね。笑）
医療保険のこと
このように、非常に順調に負荷試験を終えることができました。
ただ、後から先輩ママたちに聞いて知ったのですが、入院負荷試験時に保険金が出る医療保険があったようです。アレルギーっ子の場合病院のお世話になる機会が多いので、加入保険も時間のある時に一度見直しておくと良いかもしれませんね！
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