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小麦・乳アレルギーの子と行く海外旅行!~必須アイテム5選~

夏休みにアレルギーがある子どもを連れて海外旅行を計画しているご家庭も多いのではないでしょうか。
息子は小麦アレルギーがあり、「お米も食べられそうな国」を中心に、グアム、バリ、セブ、ミクロネシアのチューク、さらに中学生になってからはアメリカまで。アレルギーがあっても海外旅行を何度も経験してきました。
この記事では、私たちの経験をもとに「アレルギーっ子が海外旅行する際に本当に役立った持ち物」を紹介します。これから海外旅行を考えている方の参考になれば嬉しいです。

海外旅行前に準備しておくこと

旅行前に以下の準備をしておくと現地でのトラブルを最小限にできます。

・航空会社・ホテルへのアレルギー連絡
事前にメールで食物アレルギーの有無や具体的なアレルゲンを伝える
・保険加入
海外でアレルギー症状が出た場合に備えて、海外旅行保険にアレルギー対応オプションがあるか確認
・現地医療機関リサーチ
旅行先近くの病院を把握しておくと安心

持ち物リスト①アレルギー薬

アレルギーを発症した時に飲む薬や常備薬は必ず持参しましょう。息子の場合、以下の薬を処方してもらい持参しました。

・内服薬:抗アレルギー薬、気管支拡張薬、ステロイド
・外用薬:保湿剤 
・緊急用:エピペン

ポイント

・機内で何かあったら大変です。内服薬数回分とエピペンは手荷物として必ず機内に持ち込みましょう!!
・子どもの場合は体重によって処方薬の量が変わり混乱することもあるので、処方されたままの状態より、1回量をさっと取り出せる状態にして準備することをおすすめします。

持ち物リスト②英文の処方箋・診断書

必須ではありませんが、あると安心です。

・搭乗時の手荷物検査でエピペンを持ち込む証明
・現地の病院で受診する際に提示ができる

こちらは、以前小児科の先生に作成してもらったものと同じ内容で私が作成した見本です。

診断書(全文)

Certificate for the Personal Use of Medicines
Patient`s Name:
Date of birth:
Address:

This is to confirm that I have prescribedEpiPen Injection 0.3mg/0.15mg(epinephrine injection 0.3mg/0.15mg) to Mr./Mrs.                for the treatment of his/her anaphylactic reaction due to foods.

I would like him/her to keep this medication on his/her for use as necessary.

Physician`s signature:  
Date :
Contact Information:  
Physician`s Name:
Name of medical institution:  
Address:  
Tel:     

持ち物リスト③アレルギー表示カード(現地語、イラスト)

現地語やイラストで書かれたアレルギー表示カードがあると、レストランでの注文や現地の人への説明に便利です。子どもの服に貼ったり、説明時に見せて使用します。

視覚的に分かるものにしておくと、賑やかな場所で声が聞き取りにくい場合にも有効です。

このように自作↓しても良いですし、最近は様々なタイプのアレルギー表示カードが購入可能なのでそちらもおすすめです!!

元イラスト出典:(公財)ニッポンハム食の未来財団ホームページ(https://www.miraizaidan.or.jp/allergy/illustrations.html)

持ち物リスト④アレルゲンを含む食品リスト(英語)

「発音に自信がないとき」「伝わっているか不安なとき」の強い味方です。
ただアレルゲンを含む食品をリスト化して書いておくだけですが、紙に書いておくことで、ウエイターがキッチンまで持っていきシェフへ確認することができるため、キッチンとのやり取りがスムーズに進みます。

例:乳製品アレルギー
【Dairy containing Foods】
・Butter 
・Cheese 
・Icecream 
・Yogrt 
・Condensed Milk 
・Custard 
・Milk poeder 
・Casein 
・Whey …

実際に役立ったエピソード

ホテルに連泊した際、シェフに「明日はグルテン、乳製品フリーのパンを用意するね」と言われたものの、翌朝このメモを見せながら確認をしたらバターが入っていたことがありました。

このリストをみせたことで、シェフも見逃していたアレルゲンに気付いてくれ、その翌日にはしっかり対応してもらうことができました。

持ち物リスト⑤レトルト食品・おやつ類

万が一、旅行先で食べられるものが何もなかった場合に備えて持っていきましょう。例え食べなかったとしても、これがあると思うだけで安心感が違います。

・レトルト食品(カレー・野菜あんかけ・牛丼・ふりかけ など)
・パックご飯
・おやつ(赤ちゃんせんべい・ラムネ・米粉クッキー・魚肉ソーセージ など)

さいごに

海外旅行は、アレルギーがあるからこそ、事前の準備が何より大切です。
最初は不安や心配でいっぱいかもしれません。でも、息子は毎回、食べることそっちのけで全力で遊び、食事はそこそこであっという間に寝てしまうような子でした。

そんな息子だったからこそ、彼が寝た後に、夫婦でゆっくり現地の美味しい料理を楽しむ時間も持つことができました。

事前の備えと、ほんの少しの勇気があれば、きっと楽しい時間が過ごせます。
そして何より、アレルギーがあっても、子どもにたくさんの経験をさせたい!!!

そんな気持ちが私たちの一番の原動力でした。
どうか皆さんの旅行が、笑顔と素敵な思い出でいっぱいになりますように。

この記事を書いた人
ただの主婦

はじめまして。82allergyと申します。
乳・卵・小麦の重度アレルギーを持つ息子を育てながら、主治医の指導のもとで治療と食事作りに奮闘してきました。
大変なことも多かったですが、そんな中でも楽しみを見つけ、前向きにアレルギーと向き合ってきました。

アレルギー育児の体験・日々の工夫・情報整理を中心に書いています。
医療従事者ではありませんが、同じようにお子さんのアレルギーに悩むご家族の励みや安心につながれば嬉しいです。

また、私は41歳のときに外科医であった最愛の夫を亡くしました。
このブログは、夫との日々を振り返りながら未来に希望を見出すためのものであり、社会とつながり続ける大切な場所でもあります。
そしていつか、このブログが息子や未来の子どもたちへの小さな手紙になればと思っています。

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