重度の卵・乳・小麦アレルギーだった息子も、今では中学3年生。最近は土日のどちらかは友だちと遊びに出掛け、外食をすることが増えました。
現在のアレルギーの状態
乳製品
小さい頃に「本仕込」食パン(6枚切り)の32分の1から始めた免疫療法。何年もかけて、中学1年生の頃には乳たんぱく質15gまでクリアできるようになりました。
牛乳100mlあたり3.3gの乳たんぱく質が含まれているので、15gは約568mlの牛乳に相当します。
この量を週に2-3回摂取し、現在ではチーズの食べ過ぎにだけ注意すれば特別な制限は必要ない状態まで寛解しました。
小麦
ゆでうどん0.1gから免疫療法を開始し、数年かけて年中の頃にはうどん200gまでクリアすることができました。
運動誘発アナフィラキシーの経験から、小学校の給食では小麦除去が続きましたが、中学校では給食がないためお弁当を持参しています。コロッケや焼きそばなどを入れることもあり、日常的に小麦を気にすることはほとんどなくなりました。
卵
1歳の頃から加熱卵は問題なく食べられ、マヨネーズも問題なく食べてきました。ただし、ゆるめの温泉卵や煮卵でアレルギー症状が出ることがあり、現在も生の卵白は食べないように気を付けています。
親がいない環境での食事が増えた
中学生になり、親がいない場所で食事をする機会が格段に増えました。
・習い事のコーチとチームメイトとの宿泊遠征(年5-6回)
・休みの日に友だちと外食(月2-3回)
・イベントやお祭りでの屋台での買い食い
今日は有名チェーンのハンバーガーセット
今日も友だちと遊びに出掛け、有名チェーンのハンバーガーセットを食べて帰宅。
どんなメニューか気になってスマホで検索してみると、期間限定商品でバンズの間にレタス、目玉焼き、パティ、ベーコン、レタス、さらにスライスチーズ…!!
同年代の中でもよく食べる方(だけど細い)でいつも大盛りやボリュームのあるものを選びますが…今回もやっぱり「具だくさん」なメニューだったようです(;^_^A
「うまかった!俺、野菜(苦手だけど)食べられたわ!」と元気に話してきました。私は思わず「…あ、そう」としか言えませんでした。正直、アレルギーのことを何も考えていないのではと心配だったからです。
でも(私の考えていることがわかったのか)その後に「チーズは半分友だちにあげた」と聞き、少し安心しました。
アレルギーのこと考えてメニュー選んでる?
ちょうど良い機会だったので、本人に聞いてみました。
「アレルギーのこと考えてメニュー選んでる?」
すると帰ってきた答えは「乳製品とりすぎないように、ドリンクは乳製品が入っているものを選ばないようにしてる。」とのこと。
正直、驚きました。「もう、そのくらいしか意識していないんだ…!」と。でも同時に嬉しさもありました。本当にここまで来たんだなぁと思いました。
振り返り
特に小麦の免疫療法は量が増えるととても大変でした。
毎日うどんを食べるのは大人でも飽きるものですが、息子は小さいながらに「食べたくなくても食べる必要がある」と理解し、頑張って取り組んでくれました。
小さい頃からの努力を思い返すと、本当によく頑張ったなと感慨深いです。
アレルギーと向き合う道は決して楽ではありませんが、少しずつ積み重ねることで、息子のように日常の楽しみを増やしていけます。
みなさんも焦らず、自分やお子さんのペースで一歩ずつ進んでいきましょう。
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