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給食でカシューナッツアレルギー発症

小5の娘がカシューナッツアレルギーを発症しました

昨日の夜のこと、10歳の娘がふとこう言いました。

「今日の給食でカシューナッツがなんか嫌だった…」

その一言を聞いて、私はピンときました。

「痒かった?」と聞くと、

「ちょっと喉が痒かった…」と娘。

―――やっぱり、そうかぁ…。カシューナッツでも症状出るようになってしまったかぁ…。

もともとクルミアレルギーがあり、食べると喉の奥が痒くなってしまう娘。カシューナッツで反応してもおかしくはありません。

慌てて今月の献立表をチェックすると、今日の献立に「鶏肉とカシューナッツ炒め」の文字。

そして、今月の献立を一通り確認したところ、幸い今月はもうナッツは出ることがなさそうでした。

それと同時に、給食でナッツが出るってどうなんだ?という疑問を感じ、すぐに消費者庁のホームページを確認しました。

思った以上に増えているナッツアレルギー

消費者庁が令和6年9月に公表した「食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書」によると、ナッツ類のアレルギーは近年確実に増加傾向にあります。

【年齢別原因食物(7-17歳)】

1位:クルミ 17.2%

2位:牛乳 13.8%

3位:鶏卵 10.7%

7位:カシューナッツ 5.2%

【年齢群別原因食物(初発例)】

1位:クルミ 18.7%

2位:エビ 12.4%

3位:イクラ 7.9%

4位:カシューナッツ 6.3%

このことから、小中学生に一番多いアレルギーはクルミアレルギーだということがわかりました。カシューナッツも上位に入っていることがわかりました。

カシューナッツは「特定原材料」に

さらに調べてみると、現在食品表示が義務付けられている特定原材料は以下の8品目ですが、令和7年度中に「カシューナッツ」も特定原材料に追加される予定とのこと。

「ピスタチオ」も特定原材料に準ずるものとなる見込みだそうです。

出典:(公財)ニッポンハム食の未来財団ホームページ(https://www.miraizaidan.or.jp/allergy/illustrations.html)

軽症で済んだが、今後の対応を考える

今回、娘は口内のかゆみという軽度のアレルギー症状で済みました。
幸いにも重篤な状態には至らなかったものの、ナッツ類はごく微量でも重いアレルギー症状を引き起こすことがあるため、決して軽視できません。

他の保護者から聞いた話に、さらに不安が…

後日、他のお母さんたちと話をしていた中で、次のような声を聞きました。

  • うちもクルミアレルギーだけど、給食に出ないと思って学校には言ってないんだよね
  • 娘はクルミアレルギーだから、カシューナッツが出たとき、自己判断で食べなかったらしい

……いや、いや、危ないでしょ。

自己判断や「言わなくても大丈夫」という意識が、もしもの時に命に関わる可能性があることを改めて実感しました。

給食にナッツを使う必要は本当にあったのか?

ここで、どうしても疑問が残るのは、
給食にナッツ類を使う必要が本当にあったのか?」という点です。

ナッツはアレルギーの中でも重篤化しやすい食品として知られており、初めて食べた時に即時型の強い症状が出ることもあります

学校給食で出す食材は、安全面を最優先に考えてほしい。
アレルギーのある家庭だけでなく、まだ発症していないだけで、潜在的なアレルギーのある子どもたちのためにも、再検討が必要ではないでしょうか。

今後、学校とも連携しながら、再発防止のための対応や配慮のあり方について考えていきたいと思っています。

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