娘の給食でのアレルギー発症がきっかけ
前回のブログでご報告したように、娘が給食の「鶏肉のカシューナッツ炒め」を食べた後、喉の痒みを訴える出来事がありました。
それをきっかけに、私は小学校の校長先生と給食関係のご担当の方へ『給食におけるナッツ類使用についてのお願い』の手紙をお渡しすることにしました。
近年、ナッツアレルギーの児童が増加しているにも関わらず、完全に給食から排除されていないのが現状です。
『給食におけるナッツ類使用についてのお願い』
実際に提出した手紙(一部抜粋)

給食におけるナッツ類使用についてのお願い
〇〇〇小学校
校長先生・給食関係者様
いつも子どもたちのために、栄養バランスの取れた給食を提供していただき、誠にありがとうございます。
このたび、娘(〇年〇組〇〇〇〇 〇〇)が給食で提供された「鶏肉のカシューナッツ炒め」を食べた際に、喉の痒みが出現しました。これまでもくるみを食べた際に同様の症状が見られたことがあり、今回の件をきっかけに「カシューナッツアレルギー」の可能性が高いと感じております。今後、医療機関での正式な診断を受ける予定です。
ご存じの通り、ナッツ類(特にくるみやカシューナッツなど)は重篤なアレルギー反応を引き起こすことがあり、重症化すると命に関わるケースも報告されています。実際、アメリカなどではナッツ類の学校給食使用を原則として避ける動きが広がっており、日本国内でもアレルギーへの配慮は年々求められるようになっています。
私自身、校外で食物アレルギーを持つ子の保護者が集まるサークルの代表を務めており、保護者の立場と同時にアレルギーに悩むご家庭の声を聞く立場でもあります。
学校におかれましても、今後の給食計画においてナッツ類の使用について再検討をお願いできればと存じます。少数派の意見ではありますが、命や健康に関わる大切なことです。また、娘のように学校給食で初発することも考えられます。
何か学校側でお困りのことや、アレルギー対応においてお手伝いできることがあれば、保護者として、またアレルギーサークル代表としても微力ながらご協力させていただく所存です。
お忙しい中恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。
令和〇年〇月〇日
保護者 兼 〇〇〇サークル代表
〇〇〇〇 〇〇
参考資料として『食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書』を添付
説得力を高めるため、消費者庁が公表している『令和6年度 食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書』を資料として添付しました。
その中には、
・「年齢別原因食物」「年齢群別原因食物(初発例)」の上位にナッツが含まれていること
・「即時型症例に対するショック症例の割合」で、マカダミアナッツが1位、ピスタチオが3位、カシューナッツが4位であること
など、ナッツ類がリスクの高い食品であることを示すデータが含まれています。
校長先生とのやりとり
手紙を校長先生にお渡しした際、まず娘がアレルギー発症したことについて丁寧に謝意をいただきました。幸い軽症で済んだのですが、やはり「アレルギー」についての認識がまだまだ足りていないという印象も受けました。
だからこそ、
・学校で始めて症状が出ることがあること
・初発で重い症状が出る可能性があること
・ナッツアレルギーの危険性
など、伝えていく必要があると感じています。
今後も子どもたちが安心して給食を食べることができるように、また、学校にとってもリスク回避につながる大切な取り組みだと思います。
とはいえ、アレルギーは少数派です。こちらの意見を主張するばかりにならないよう、お互いに寄り添って良い関係作りをしていけたらと思っています。
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